いざ白神山地へ (2017.10.9) 

岩手〜秋田〜青森の一角を、一気に駆け巡ってまいりました。
本命は、世界遺産である白神山地を愛でること。そして、海岸線を走る五能線(ごのうせん)に乗ること
綿密な旅行計画を練るのは得意ではないので、バスの旅にお任せすることに……

これは、白神山地のブナの森…一部です。

白神山地は、青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がる、
標高1000m級の山岳地帯です。ヒトの影響を殆ど受けておらず、
原生的なブナの天然の林が、世界最大級の規模にあるようです。(wikipeより)
何やら、都内山手線の内側の3個分の広さに相当するとか…

しばらく佇んで耳を澄ませば、木々たちの語らいが聞こえてくるような
…そんな錯覚を味わうことが出来る。あぁ、空気が美味しい、湿度も最適…
沢山の妖精たちが、
自分を取り囲んで、森の命を分けてくれたのかも知れない。
間を置かずして、身も心も柔軟になっていくように思えた。


五能線(秋田県白神山地駅から青森県深浦町の十二湖駅に)
 
ピンボケ???残念なり!

青池…って、ご存じでしたか?
北海道にある「青い池」とは、立地条件も、その色合いも全く違っておりました。

案内の方のお話によると、時間帯や季節によってこの濃淡が違ってくるとか。
それにしても、何故このようにインク色を示しているのでしょう???

先ず、水が澄んでいること、底が白い岩石で出来ているのだそう。
何よりも、水深が9mとかなり深いという条件が揃っているとか。
解明されるのもいいけれど、その神秘的な姿のままでいて欲しい。
これも本心…

湖面の色調が、刻一刻と変化してくる。
たった今を、目に焼き付けた積りでいたのに、どんどん更新されて、
先程とは違った表情を見せる…命が宿っているように…

(上手く撮れないのは、私の目のせい???)
車窓、五能線より眺む日本海です。
海が空を写しているのですね。少々、暗い印象になってしまいました。
五能線は、秋田県の東能代(ひがしのしろ)駅と青森県の川部駅を結ぶ
JR東日本線です。秋田県八森駅辺りから青森鰺ヶ沢駅辺りまでの、
およそ2/3区間が海岸に沿って走っています。
秋田白神駅から北上し十二湖駅まで、ローカル列車に乗車。
途中駅にて「リゾートしらかみ」の通過待ちを致しました。

車内の造りはごく自然なもので、床から伝わってくる規則的な音に、
ホッとするような、心地よさを感じました。
日本海を眺めながら、駅弁を拡げたい!

今回は、紅葉に時期ですが、
菜花と青い日本海と五能線…出来過ぎですかね〜


青森県八甲田山へ
八甲田山とは、十和田八幡平国立公園の北部に横たわる連邦の総称でした。
主峰の八甲田大岳(1584m)を中心にして、10余を超える山々です。
その一つ、田茂やち(草冠に泡と書く)岳の頂上に誘導してくれるロープウェイ、
約2.5qをゆっくりと登っていきます。
標高1000mを超える辺りから、鮮やかに色づいた紅葉を見ることが出来たのですが、
この眼下に拡がる錦秋のすそ野には、思わずため息が漏れてしまいました。
見応えがあります。
右側の写真は、頂上から陸奥湾を見ております。
頂上の山頂公園駅(標高1314m)一帯は、池や沼が散在し、
高山植物の一大宝庫となっているようです。

八甲田山と言えば、誰しも脳裏に浮かんでくるのは、
新田次郎氏作の「八甲田山死の彷徨」でしょう。
実話を元に書かれた小説で、史上最大の山岳遭難者数を記録しています。
途中、雪中行軍遭難者銅像が見られました。
この広大な雪原を進んだのですね。苦しかっただろうに…

昨年、8月末に台風と共に訪れた十和田湖奥入瀬
こちらも、十和田八幡平国立公園に属しております。
あれから一年・・・渓流の復興は如何に、興味津々で見て参りました。

復興などと、何ともおこがましい表現をしてしまいましたが、
ここ奥入瀬は、国指定の特別名勝及び天然記念物として指定されています。
そのことから、人の手が加えられにくいようで、
昨年濁流で削られた川岸は、
そのまま放置されているようにも思えますが、趣を変え
違った表情を見せながら蘇ってきているようです。

田沢湖の辰子の像にびっくり… ご覧のとおり、どこかのビーナスのような八頭身を呈しており、
金ぴかに塗らた像は、湖面に浮いているのではなく周囲から浮いている。
田沢湖と言えば、日本一の深度を誇るカルデラ湖。
綺麗な エメラルドブルーの湖面を見せるそうですが、
本日は天候が悪く、湖面がくすんで見えるのでなおさらです。

十和田湖の乙女の像は、高村光太郎さんの最後の作品。
こちらの辰子の像は、その弟子である舟越保武が彫ったようです。
東北の湖に、女子の像は必須なのかしらん…思わず独り言。
ちょっと気落ちしましたが、
美しい娘が貪欲にも永遠の美に憧れ、龍に化身してしまった悲劇のヒロイン
辰子姫の伝説を聞いて、そうかそうか‥と納得してみた次第です。

一度、エメラルドブルーの湖面に浮かぶ美しい辰子の像を仰ぎたいと思い、
いそいそバスに乗りました。

錦秋の渓谷に掛かるアーチを描く橋…バスの車窓からのシャッターチャンス。
今回、2泊3日のバスの旅に参加しました。バス乗車時間は、3日間で総合11.8時間。
岩手県の盛岡駅をスタートし、十和田〜白神山地〜八甲田を一気に巡り、
再び盛岡駅まで。

個人で巡るとしたら、とてもこの行程では無理!
乗車時間は長ても、楽ちんな旅だったと思います。
何より、この長時間を退屈させない、ベテランのガイドさんが素晴らしかった!
岩手訛を交えながら、思慮深くも剽軽な話し方で話題を提供
客人に反応が無くなっても、変わらない話しぶり…
プロフェッショナルの力を見せて頂きました。

second roomに戻る  top pageに戻る